►ゆかりの人物
空海・・・・唐から帰国後、日本で最初に開いた真言密教のお寺が東長寺(現・博多区)。
聖一国師・・臨済宗の僧。宋から、うどん・そば・羊羹・まんじゅうなどの製法を持ち帰る。
謝国明・・・鎌倉中期の貿易商人。博多綱首。南宋は臨安(杭州)の出身で日本に帰化。
博多の豪商・戦国~江戸初期には博多の豪商三傑を輩出した。
黒田 官兵衛・秀吉から命じられた博多の復興事業「太閤町割」で、現在の博多のまちの基礎を築く。
黒田 長政・・福崎の地に備前ゆかりの福岡の名を充てる。7年あまりかけ福岡城が完成。初代福岡藩主。
栗山 大膳・・2代藩主忠之と対立し、幕府に忠之謀反と直訴。騒動顛末は藩は改易されず。栗山は盛岡藩預かりに。
黒田 忠之・・性格は奔放でわがままであったという。黒田騒動の原因を作った当主として記録に残る。
貝原 益軒・・黒田藩の祐筆・貝原寛斎の子。藩主忠之の怒りに触れ7年浪人。3代光之に許され藩医として帰藩。
野村 望東尼・女流歌人、勤王家。御厩後(現福岡市中央区)の生まれ。病に倒れた高杉晋作の最期を看取る。
---
八尋 利兵衛・明治の博多商人。博多の商店街のバーゲン「せいもん払い」のルーツ。
川上 音二郎・福岡藩出身。「オッペケペー節」で一世を風靡した興行師・芸術家で新派劇の創始者。
山崎 朝雲・・彫刻家。同門の平櫛田中・米原雲海らとともに日本彫刻会を結成。
広田 弘毅・・内閣総理大臣(第32代)。福岡鍛冶町(現・中央区天神)の生まれ。
►食のレガシー
がめ煮(筑前煮) ・・・・
鶏肉、蓮根、人参、牛蒡、椎茸、蒟蒻などの具材を油で炒めてから、砂糖と醤油で煮詰めたもの。
福岡県の代表的な郷土料理で、博多の方言「がめくりこむ」(寄せ集めるの意味)が名前の由来とされている。
福岡の食文化は、江戸期に黒田藩が鶏卵業を奨励したこともあり、多彩な鶏料理が以下にも並んでいる。
博多ラーメン・・・・・・
豚骨を長時間炊き出した白濁スープが特徴。細くて硬めの麺と「替え玉」文化が発祥の地。こってりしながらも後味はすっきりしており、全国に広まった福岡を代表するラーメン。
博多うどん・・・・・・・
柔らかくてふわっとした食感の麺が特徴で、讃岐うどんとは対照的。透き通った昆布・かつお出汁のあっさりスープに、ごぼう天や丸天(揚げかまぼこ)をのせたスタイルが定番。うどん発祥の地ともいわれる。
焼きラーメン・・・・・・
博多の屋台発祥のご当地グルメ。豚骨スープを絡めた麺を鉄板で炒め焼きにした一品で、外はカリッと中はもちっとした独特の食感が持ち味。ウスターソースや醤油ベースのタレが決め手。
辛子明太子・・・・・・・
スケトウダラの卵巣を唐辛子や調味料で漬け込んだ福岡の名産品。朝鮮半島の「明卵漬け」を元に戦後福岡で商品化され、ふくやが元祖とされる。ご飯のお供として全国的に定着。
高菜漬(たかなづけ)・・
地域の伝統野菜である三池高菜を塩漬けにし、発酵させたもの。野沢菜、広島菜の漬物と共に、三大菜漬け。葉に含まれる成分による辛みや、乳酸発酵によるほんのりとした酸味、シャキシャキとした歯ごたえが特徴。ごま油で軽く炒めて、濃厚な豚骨ラーメンの薬味とするのが定番の相性。
もつ鍋・・・・・・・・・
牛や豚のホルモンをごぼう・キャベツ・にら・にんにくと共に醤油またはみそ仕立てのスープで煮込む鍋料理。もつのコクとプリプリの食感が魅力で、1990年代のブームをきっかけに全国へ広がった。
水炊き・・・・・・・・・
鶏ガラを長時間煮込んだ白濁スープで鶏肉や野菜を炊く博多の郷土鍋。まず濃厚なスープを味わい、次に具材をポン酢でいただくのが博多流。100年以上の歴史を持つ格式ある料理。
焼き鳥・・・・・・・・・
博多の焼き鳥はキャベツとともに提供されるスタイルが独特。豚バラやハツ、とりかわなど多彩な串が揃い、屋台文化と結びついて発展。塩またはタレで味わいながらキャベツをつまむのが博多流。
ごまさば・・・・・・・・
新鮮なマサバを薄切りにし、すりごま・醤油・みりん・砂糖・薬味で和えた博多の郷土料理。臭みがなく濃厚なごまの風味とサバの旨みが絶妙に絡み合い、ご飯やお酒との相性が抜群。
博多一口餃子・・・・・・
一口サイズの小ぶりな餃子を鉄板でカリッと焼き上げたもの。小さいがゆえに皮が薄くパリパリに仕上がり、何個でも食べられるのが特徴。屋台や専門店で親しまれ、博多の夜食文化を象徴する。